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神様というのは、誰の絶対的な依存も一身に引き受けなくてはいけない。

決して拒むことはない。救いを与えなくてはならない。

そんな人間離れした業を行う役目を誰かに背負わせたところで、できるわけがないしいずれ裏切られるときが来るに決まっていると気づいたのは20代も半ばになってからだった。

テレビの中やステージの上にしか存在しない偶像であってもいずれは破綻するのだから、ましてや生身の人間にそんなことができるわけもなく。

 

じゃあそれをやめれば幸せになれるのかというと後に残るのは虚無感。

安寧と高揚が同居するような毎日が嘘のような平凡さの中に放り出されてしまったような感覚。

 

それを受け入れることが、日常を生きることだと思った。

その場凌ぎを毎日繰り返すことを楽しめるようになることが、今も目標だったりする。